先日ブーケさんと収録した動画が、ブーケさんのホームページから見ることが可能です。(無料ですが限定公開です)是非ご覧になって下さい。2つあります。
(↑ホームページをスクロールしていけばリンクがあります。)
あっという間に4月ですね。日々色んな刺激を貰いながら時の流れに乗っています。時のサーフィン。ここでいきなり、絶対オススメな本の紹介。
シューマン著 「音楽と音楽家」岩波文庫
です。ロベルト・シューマンが書いた音楽の座右銘とカザルスのレッスンやリハーサルでの言葉。これらは、何度読んでも新たに気付かされる事があります。その時の自分の音楽レベルによって、気付かされるポイントが変わります。本当にハイレベルな音楽の話でゾクゾクします。ぜひ。
音楽する時に1番大切なことは何か、端的に言ってしまうと、“よく聴く事!!!”これにつきます。ただこれが難しい。基本的に耳という器官は、四六時中働いてくれています。寝てる時でさえ物音で目覚めることもあります。この働き者の耳ですが、“聞こえている”という状態と、“聴き取っている”という状態の違いたるや、なかなかの差異であります。自ら音を聴き取っているか。聞こえてるだけの状態になってしまってないだろうか。要注意です。都会には不要な音が溢れていますから、耳をシャットダウンする癖もつきがちです。
別の話題を。イメージって不思議ですよねって話です。脳味噌に集まった様々なタイプの刺激が自由に結びついて摩訶不思議なイメージを作り上げます。とはいえ、所詮自分の経験の中から生まれる発想な訳で、子供の頃から沢山身体を動かして遊び、沢山考え、色んな体験豊富であればあるほど発想が豊かになるよな、と思います。自然は偉大じゃ。全て含まれている。人がまだ分かってない自然の不思議は山ほどあります。そして、これまた不思議なもので、イメージが明確に出来る事は、実現の可能性が一気に高まるということです。“遊び”の延長線上に人生がありますね。“遊び”の追求。良く聴く遊び。
自然の音に耳を傾け、心の音もよく聴き、自分が発する音には責任を持ち、自然体で自由な創作活動をして生きたいですね。天才や巨匠達が見ていた景色に少しでも近づくように…。。新学期張り切っていきましょう。ぶんなかたかなか!
2021年4月6日(火)