3/10(日)はトッパンホールへ、エベーヌ四重奏団メンバーになられた岡本くんの無伴奏リサイタルを聴きに行ってきました。度肝抜かれました。異次元。
- イザイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.28
- ブリテン:無伴奏チェロ組曲第1番 Op.72
- ペンデレツキ:ジークフリート・パルムのためのカプリッチョ
- 細川俊夫:小さな歌
- ユン・イサン:グリッセ
- 尾高惇忠:独奏チェロのための《瞑想》
- 黛 敏郎:BUNRAKU
プログラムえげつない…。ずっと外国の匂いがした。空気感というか言語というか。ヨーロッパでコンサートを聴いた感覚。
終演後のメモが、凄すぎて混乱した自分を表してますw
以下
岡本侑也くんの無伴奏リサイタル感想
昨日トッパンホール。17時から。ちょっと凄すぎた。。
忘れたく無い事は、定期的に反復!
耳の精度。手の扱い。
イチロー的な。完璧な1音1音をひたすらずっと続けた結果、とんでもない巨大な構築物ができる。とんでもないところに行く、ただ1つの方法。
譜面置いたのはツィメルマンの影響かな。最近の海外の流れ。
海外。全てが外国だった。文楽も。
C線切れた。ペンデレツキ2回弾いた。印象変わった。
音、1音1音の方向。全部作ろうとしてた。入り方、伸ばし方、出方。
楽器を。空間を。時間を。全てをフルに使おうとしてた。
孤独じゃなくて。音達と一緒に。
舞台上で何人かが踊ってるようだった。
凄い世界を見せてもらった。
忘れたく無い。
本質。
奥深さへの探究。
目指す場所の違い。高さ、深さ。
どこまでを見据えているのか。
でも高次元の訓練の賜物、感も感じた。
許せない責任感。
ある意味AIロボットのようでもあったが(それは昔から)、そこにさらに心が入ってきてた。昔の岡本君には無かった。心入ってきたら無敵やん…響きコントロールの魔術師。
全部弾いてみたい。もっと上へ。の精神。どこまでも満足せず。
正しく無い音を弾く自分が許せない。
その為には全部正しく弾かねば。
せずにはいられない岡本。
脳内の音感。
ソルフェ。言語。
1音目はいつも大切に。
重音の美しさ。バランス。聴こえ方コントロール。
もう学生時代のやり方は無理なはず。他にも仕事がある中でのこのクオリティ。
意気込み。根性。気合い。
逆算とは?と考えさせられた。
あくまで練習のスケジュールなだけで、曲の演奏は、いつも1音目から紡いで。
部分練習とは。
全体を通す練習?それは脳内の話かな。
妥協ない1音ずつを紡いで最後まで到達する快感。
間違えずに進む迷路。
既定路線をなぞる。だけでもない。
いつも第三者の視点で。
脳と手は別のセット。
感情の場所は?
第三者の心。
ぼんやりしたところが無い。聡明。
先取りしなきゃ、だともう遅いやん。当たり前のように先取り。
始まる前にのドキドキワクワク。
始まってしまったら、全てが有機的に繋がった一筆書き。ダンス。
時間の縦横と斜め。
次の1音に集中。紡がれる集中。
覚え方。体の感覚の似た箇所。完全に体に入ってる状態。いつでもどこでも取り出せる。
頭にも手にも身体にも、入っている。
自分へインストール。
踊りのような呼吸の仕方。アスリート。
自分は。正しい音程で歌う練習。
1音目から順々に紡いでいく。
音と、体と。意識は第三者状態。
とまぁ、、度肝を抜かれたわけでした。。素晴らしかった!
カルテットでさらに色々な経験を積まれて10年後にはどんなリサイタルを行うのだろう。。楽しみである。
自分は、、自分なりに頑張らないとイケナイ!
動きをシンプルに。音感と歌。ひたすらよく聴いて!!
パッション!(某ドラマ見てます)
結局情熱🔥