今年は言葉の学びをテーマに過ごしたいと思っているので、改めて昔の音源を聴いてみました。英語の詩と即興演奏のコラボです。
これは、5年前に作られたゆりさんの詩と私の即興演奏です。
確か2018年に初めてお会いして、詩の朗読ライブでご一緒したゆりさんはAP通信の記者で詩人の方です。尺八の同級生に紹介していただいて即興演奏に混ぜてもらいました。英語の詩と、ボンゴ、尺八、チェロ…最高に痺れる時間でした…!なんなんだこの世界観は…!度肝を抜かれた私は、その後もゆりさんとやり取りをさせていただき、演奏会にも来ていただいたり大変お世話になっており、大尊敬しているのでした。
これは2020年のコロナ真っ只中リモートで作られたものです。当初はライブでやる予定でしたが、イベントがキャンセルになってしまったのでリモートで。初めに詩をいただいて、それを私なりに読んでイメージを膨らませて、その即興演奏を録音。そしてその音源に合わせてゆりさんが朗読を吹き込む形で。
今年の私の目標は、脱日本的な音(音色)。日本の音楽や尺八、落語など大好きな私ですが、クラシック曲をチェロで演奏する場合はそうも言ってられません。英語やスペイン語フランス語ドイツ語などなど、やはり日本語とは残念ながらかなり違います。頑張って目指していても、やはり根強い言葉由来の音の癖からは逃れられないのでしょうか…!
何とかもう少し変化させたく、今年はもっと声を出していこうと考えてる次第です。子音や母音、ウムラウト。これらの発音の仕方、口周りの筋肉の使い方、横隔膜の動きなどなど。観察と意識。
そんな思いがあるので、昔のコラボを思い出したのでした。
詩全文↓
THE BIRDS _ a poem by Yuri Kageyama
Kabuki’s answer to the Pelican
The Flamingo, the Albatross,
The Heron swoops through the sky
Perches so perfectly on a pine _
Princess in mirrored waters;
The humble fish-gulping Cormorant
Dives in muddy waters,
Spreads battered wings to dry,
In flight, freed from slavery _
Transforms, a gliding Black Swan;
The Sparrow plays, chirping staccatos,
Small furs of speckled brownness,
They play, always searching
Like a lost forlorn child _
Unchanged from Issa’s poems.
>___<
I waited all summer
For your return
Flutters of petal
Above the water
Buddha’s wafting lily pads
Your squawks swim the salty breeze
Circling, swooping, dancing,
They say birds vanish before an earthquake,
A hurricane, an apocalypse;
It matters not you don’t remember me
Your playful swoops
Silence screams of hate
Your presence is comfort
In this Atomic Age
You are back:
“I will not cry
Except in love” _
I wrote those lines
When I was very young,
And they are still true
As I die,
You are back
↓こちらにも参加してます。こちらは最初のコラボ!
それでは!